https://www.youtube.com/channel/UCs0R2avVxjG1XeWtpqwiVLA
かれこれひと月以上も、ライヴができない状況です。
知人が、様々な日本のジャズ・ミュージシャンの活動を紹介していこうと、
こういったユーチューブのチャンネルを立ち上げました。
まだ二つだけですが。ぜひチャンネル登録していただいて、
よろしければご覧ください。
昔、とあるお店で演奏をしていたら、たまたま近所に住む友人がふらりと聴きに来ました。
で、その友人はその日のフロントが気に入らなかったらしく、文句を言います。
僕はその日のフロントが結構気に入っていたので、そんなに悪くなかったと思ったんですが、
「でも、○○（超１流有名ミュージシャン）と比べるとなあ」
それを言われると大抵のミュージシャンはツライところなんですが、まあでも
お客さんの立場から見たら、マイルスだろうがコルトレーンだろうが、エバンスだろうが、
僕の様な木っ端ジャズ・ピアニストだろうが、お金を取って演奏している以上、
同じプロだろう、と言えなくもない。
まことに恐ろしい業界に生きているのだなあ、と冷や汗が出ました。
とはいえ、どんな偉人の演奏よりも、目の前で生身の人間が音を出している、というのは、
何より説得力のある物です。僕らはある程度、それを頼りに演奏している、と言えなくもない。
だからねえ、配信はちょっと、恐ろしいですね。ライヴの臨場感なしだと、様々な偉人たちと
並列に聴かれる、って事ではないか、と。
昔ジャズピアノを教えていた人で、コピーはよくしてくるんだけど、アドリブができない。
「パウエルやエバンスや、色々素晴らしい人のソロがあるのに、どうして自分なんかの
カッコ悪いアドリブをしなきゃあいけないんですか」と。
こりゃあねえ、ジャズをやるのに向かない人ですね。やはり、ジャズをやる人はどこか
自分のやる事が好きな人が向いてると思います。
と言いつつ、動画とかあげてみると、この人の気持ち、凄っごいわかりますねー。
「ユーチューブの中には、数々のジャズ・ジャイアンツの演奏があがってるのに、どうして
自分なんかの動画を…」
でもねえ、それでも演奏したい、したら人に聴いて欲しい、ライブがダメなら
動画でどーだ！というわけで、よろしければご覧ください。
【関連する記事】
自分のことじゃん、と思いました。
これは困った。
これについてのお返事は次の記事で。