11/18(土)、新横浜スペース・オルタ
村山二朗(篠笛)
三橋洋介(b)
谷昭利(ds)
ぼく(p)
村山氏とは、早稲田のモダン・ジャズ研での、同期であります。
その頃彼はアルト・サックスをやっていて、一緒にバンドをやっていたんですが、一年ちょっとで彼はモダン・ジャズ研を辞めて、音沙汰知れずになっていました。
数年後、僕がプロとして駆け出しのころ、村山氏から連絡がありました。何でも、和楽器に目覚めて、鼓童に参加、笛方として佐渡ヶ島にいた、という。
東京に戻ってきて、自分のバンドをやるので、やってくれないか、と頼まれた記憶があります。
しかし、お恥ずかしい話ですが、その頃の僕は頭が固くて、普通のコンボの編成以外がうさん臭く感じられ、婉曲に断ってしまいました。
時は流れて二十数年、村山氏から連絡が来ました。篠笛での演奏活動が来年で30年になる、との事。この節目に、またジャズをやってみたい、という。
こちらも同じくぼちぼち30年近く演奏活動をしております。その間に、プロフィールにも「ジャンルにとらわれず、面白い事は全部やる」と書くくらいにはなりました。今なら、僕にもやれる事があるだろう。喜んで引き受ける事にしました。
久しぶりに電話で話した時に、以前誘ってもらったのに、断った事を詫びると、「いやあ、あの頃はいろんな人に断られてたから、気にしてないですよ」と。
あの頃のジャズの人って、以外に頭の固いトコがあったんだと思います。そういう人たちに、断られても、くじけず、自分の音楽を信じて30年、やってきたのは、素晴らしい。強い人です。
さらに、ベースの三橋洋介氏も、ドラムスの谷昭利氏も、その、早稲田モダン・ジャズ研の同期。30年ぶりのリユニオンです。
あと、村山氏は、アルト・サックスで一緒にやってた頃は、桜木町ジャム音楽院の生徒だったんです。そう、今僕が教えているところです。こんなトコにも、浅からぬ因縁を感じますねえ。
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