2009年09月01日

リクエストに思う

ジャズの神様、デューク・エリントンが、インタビューで、

「コンサートのたびに、サテン・ドールやAトレインをリクエストされて、いい加減うんざりしませんか?」
と尋ねられ、




「リクエストに応じた礼にやってきた60代くらいの夫婦が、あの曲は自分がハイスクールで初めて彼女をダンス・パーティに誘った時に踊った曲だ。その彼女がカミサンです。なんて言うんだ。そういう人の事を考えると、いつだってリクエストには喜んで答えてやらなきゃね」
と言った、という。

っか〜。イイ話じゃねえか。

でも、それ、自分の曲だからなあ。そりゃ、喜んでやるでしょう。

リクエストで困るのは、曲名を指定しないやつね。
「エバンスやって」
とか。

この場合考えられるのは、物凄いエバンス・マニアで、エバンスの演奏は全部知っている。これはコワイ。うかつに安易な曲をやると、鼻で笑われる恐れがあります。

または、逆に、「ジャズってあんましワカンないケド、エバンスってなんか聴いたコトある〜」という場合。

これもコワイ。おそらく、その人が知ってるエバンスのCDは1,2枚だ。「ポートレイト〜」を持ってなきゃ、「枯葉」やっても知らないかもしれないし。「〜ヴィレッジ・ヴァンガード」持ってなきゃ、「ワルツ・フォーデビー」やっても知らないかもしれない。

まあ、エバンスは比較的、何回も同じ曲録音してるんで、上記二曲をやっときゃあヒットする確率は高いんですが。

、、、も〜。ウチ帰ってCD聴きゃあいいじゃん。
posted by プンコ at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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