兎に角、なにがなんでも叩きまくる、それも、なるべくデカイ音で。思う存分叩いたあとで、ひとこと。「ピアノ、聴こえないんだよね〜」
アホかぁ〜!当たり前じゃあ〜!そっちがバチ持ってゴンゴン叩いてんのにこっちは指で弾いてんだから。まともに行ったら音量でかなうワケがない。
ピアノが聴こえないんなら、自分が音量を落とす、という発想がまるでないんですね。こういうドラマーとやっていると、自然、音楽は「勝負」の様相を呈してまいります。
んで、負けるかあ〜、オリャ〜、とやっていたんですが。
最近の若いドラマーは、違いますね。メチャメチャ小さい音で、渋〜くスィングできるんですよ。ピアノにとっては真に助かるんですが。
でもなあ。そうなってみると、昔の、「馬鹿ドラマー」が、ちょっと懐かしい感じもしますね。楽器の限界を越えて、ガチンコでやりあう世界。
毎日そうだと、疲れるけどね。
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